「男には女の考えてる事なんて分からない」
「女は面倒だなあ…」

なんて考えてしまう男性が多くいらっしゃいますが、果たして女性の心理は複雑で面倒臭いのでしょうか?

女性からすれば「嬉しい事があれば楽しく感じて、嫌な事があれば嫌な気持ちになってるだけなのに…」と
男性が言う女性心理の謎に疑問を持つかもしれません。

何故男性は女性の気持ちや心理が"難しい"と感じてしまうのでしょうか。

察してほしい

女性は要望があったとしても、それをはっきりと伝えることが苦手な生き物と言えるでしょう。
基本的には「い言わなくても察してほしい」と考ええているものです。

女性は他人の感情を察知する事が得意な人が多くなるためか

言わなくても分るでしょ?

という事が女性同士のコミュニケーションの中では通じますし
言わなくても通じるという現象が、日常生活の中で頻繁に登場します。
相手が言わないとしても、言いたいことをくみ取って察する事が当たり前なのです。

それが余りにも日常的であるため、男性に対してもその行為を実行しているだけなのですが
男性からすれば「察する」事は日常的には根付いておりません。
その為はっきりと物事を言ってくれない女性に対してモヤモヤとしてしまいますし、
理由の分からないイラつきに対して「面倒だなあ」と感じてしまう事があるのです。

共感を求める

女性は共感されることによって安心感を得ることが多くなります。
自分の考えを発表して、答え合わせをしたい訳ではなく
その発表を聞いてもらい「分かるよ」と言って欲しいということです。

しかし男性の多くは共感よりも「答え」を求める傾向にあります。
その為女性から相談をされてたとしても、共感を感じさせる言葉ではなく
「今度からこうしてみたら良いのに」「あれがダメだったんじゃないの?」というように
答えを見越したアドバイスをしてしまうものです。

女性は単に共感をして欲しいだけなので、こうした対応には不満を感じてしまう事でしょう。
しかし男性は「ちゃんとアドバイスしたのに、何故不機嫌になるのか分からない…」と疑問を持つ事となります。

結果より過程が大事

女性は感情を大切にすると先に述べましたが、感情を大切にするがゆえに「結果よりもそこまでの過程を重要視」する傾向があります。
どういう気持ちでやったのか、どんな風に頑張ったのかという部分が重要となるため、
結果を出すことに重きを置く男性とは意見が対立してしまいがちでしょう。

結果ばかりに目を向ける男性に対して「冷たい」と感じてしまう事もあるでしょうが
男性からすれば、そうした考え方自体がなかなか理解できるものでは無いのです。

決定的な違いは?

男性と女性という性別で二分したとしても、個人によってその差は異なります。
女性であっても結果を重視し、察する事が出来ない人もいれば
男性であっても過程を大切にして、女性の心理を熟知しているように振舞う事も可能です。

しかし男性として生きてきた人生、女性として歩んできた人生は大きく違うのも事実です。

女性も男性も、何か意見の対立や「何を考えているか分からない」と感じることがあったとしたら
パートナーの話し合いの場を持つようにしましょう。

その際には「分からない物は分からない」「何で分かってくれないの!?」というように
分からない部分を置き去りにするような、口論をするべきではありません。

「自分はこう思っていたけど、違うの?」
「そうじゃなくて、私はこうしたかった」

察する事の出来ない男性であれば、自分の考えた事をキチンと説明し
察して欲しいと口を閉ざしていた女性であれば、自分の要求をちゃんと口に出して伝えてみましょう。

お互いの歩み寄りでこそ、良い関係性は作られるのです。